Trelis/Cube-itとCoreform Cubitの共存手順を以下に示します。これらのソフトウェアは、ライセンス管理にReprise SoftwareのRLMサーバーを利用しています。Csimsoft社からCoreform社へのライセンサー変更により、Csimsoft社が提供していたTrelis16と、Coreform社が提供するTrelis17及びCoreform Cubitの間でライセンスの互換性が消失しました。しかし、Trelis17とCoreform Cubit間では一部のライブラリーが互換性を持っており、これらのライブラリーを変更することで、Coreform CubitのライセンスでTrelis17を動作させることが可能です。以下に具体的な手順を説明します。

 

まず、Coreform Cubit用のライセンスサーバーがまだインストールされていない場合、それをダウンロードし、インストールしてください。次に、すでにインストールされているTrelisのライセンス関連のライブラリーを書き換えてください。

 

サーバーの設定

以下のURLからRLM-Serverのバージョン2020以上をダウンロードし、インストールします。例えば、RLM-Server-2021.4.0-Win64.exeをインストールします。

 

https://coreform.com/products/downloads/#RLM-Server

ライブラリーの書き換え

Trelisのライセンス管理用ライブラリー(Windowsではtrelis_lm.dll、Linuxではlibtrelis_lm.so)をCoreform Cubit用のものに書き換えます。これにより、Coreform CubitのライセンスでTrelis17が起動できるようになります。書き換える前に、元のファイルのバックアップを取ることを推奨します。

 

Windows版

以下のURLからWindows用パッチをダウンロードします:

 

http://download.jpmandt.com/CFC/Trelis-17.1LMPatchWindows.zip

 

このパッチは、Trelis17.1以下のバージョンでは動作しません。Trelis17.1をCoreform-CUBITのライセンスで起動するには、ダウンロードしたtrelis_lm.dllで、C:\Program Files\Trelis 17.1\binフォルダーにある既存のtrelis_lm.dllと置き換えてください。

 

Linux版

以下のURLからLinux用パッチをダウンロードします:

 

http://download.jpmandt.com/CFC/Trelis-17.1LMPatch.zip

 

ダウンロードしたパッチを使用して、/opt/Trelis-17.1/binにあるlibtrelis_lm.soを置き換えます。